敷金について
- 投稿日:2013年03月11日
- 最終更新日:2018年07月31日
- カテゴリ:FP大家の簿記
敷金の処理の仕方についてご質問頂いたので、お話します。
記帳の仕方については、FP大家さんの記帳方法(複式簿記)をご覧ください。
通常、勘定科目では、「敷金」って、資産扱いです。
というのも、店舗などを借りて営業する場合が多いので、「敷金」は還ってくるもの。 言い換えると、大家さんに預けているお金です。
預けているだけですから、資産と考えられるわけです。
それに対して、反対側の大家さんから見ると預かっているお金ですよね。
このため、「預り金」や「敷金」として処理するのですが、「預り金」って、負債です。
そうすると、「敷金」で処理すると、資産ではなくて負債になって矛盾するのではないか?というご質問を頂きました。
結論から言うと、資産でも負債でも同じになります。
大家さんの帳簿では、「敷金」は入金時に貸方で処理し、返却時に借方で処理します。
このため、資産として「敷金」を処理すれば、賃貸中はマイナスの資産になります。
マイナスの資産って、要するに負債ですよね。
また、負債として「敷金」を処理すれば、賃貸中は負債になります。
結局、負債として扱っているので、どちらであっても同じになります。
簿記ってよくできているなぁ・・・と、思った次第です。
さて、通常は、1年以上の契約を結ぶので、「預り金」は「長期預り金」になります。
1年未満の短期の契約の場合は、「預り金」のままでよいです。
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