FP大家さん 不動産投資入門

分散投資って、どうなの?


分散投資ってどうなの?

リターンは変わらずにリスクが減ると言われている「分散投資」。
金融機関のセールストークで良く使われます。
セールストークはダメとばっさり切り捨ててしまっても良いのですが、少し考えてみます。

分散投資って?

「分散投資」の意味はご存知でしょうか?

先ほど、セールストークで使われる言葉と言いました。
ただ、その場合、半分の意味でしか使われていないことはご存知でしょうか?

最初に、分散投資について、特に分散する対象についてお話します。
前提条件として、投資する資金は同じですので、対象は大きく分けると、下記の2つになります。
  1. 対象を分散する
  2. 時期を分散する

対象を分散する

投資方法

投資対象を1つにせず、複数に分けて購入する方法です。
セールストークで使われているのはこちらの分散です。

効果

複数の投資対象に投資するので、ある投資対象が値下がりしても、別の投資対象は値上がりするので、投資効果が安定するというものです。

使われ方

いろいろな投資商品を売りたいときや、いろいろな投資商品が組み込まれている投資信託を売りたいときなどに、セールストークとして使われます。

時期を分散する

投資方法

投資を一度にせず、購入する時期を分けて購入する方法です。
セールストークとしては、こちらの意味では使われないです。

使われ方

セールストークで使われないと言いましたが、「分散投資」と言わずに、別の言い方をします。
別の言い方については、次回、お話します。

投資対象を分散する「分散投資」って、どうなの?

いろいろな人が、効果があるとか効果が無いとか言われています。
考える前提で調べてみると、実際、どう考えるかというより、そもそも分散投資ができているのか?疑問です。

疑問の内容を考えてみます。

  1. そもそも分散できていますか?
  2. 効果を勘違いしていませんか?

そもそも分散できていますか?

「ある投資対象が値下がりしても、別の投資対象が値上がりする。」というのが効果だとお話しました。
それでは、どのくらい対象を増やすと、そのような状態になるのでしょうか?

よく聞く、株式と債券を日本と海外で組み合わせて4種類に分散して投資する方法。
ニュースでアメリカの株価が上がったから日本の株価も上がる・・・というようなお話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
また、各国の中央銀行が緩和を行い、金利が低下したまま・・・というお話も出てきます。
教科書的には、国ごとに景気状況が異なるので、アメリカの株価が上がったからと言って、日本の株価が上がることは無い・・・とされています。
そのようなことが合っても、偶然だったり、短期間だったり、と例外的な状態とされています。
ただ、2016年から2017年には、同じような動きをしていました。
ということは、4種類では効果が無いです。
もっと多くないといけません。

それでは、不動産も足してみましょう。
国内と国外の不動産とすれば、6種類になります。
ただ、不動産バブルといわれるようなときは、株価も高かったりします・・・
これでも足りないことになります。

実際問題として、値段が真逆に動くような投資対象の組み合わせがありません。
また、似たような動きをする投資対象も、似たような逆の動きをする投資対象もありません。
それこそ、偶然だったり、短期間だったり・・・はあります。

以上のようなことを考えると、効果が得られるほど、分散できていない・・・と考えたほうが良いような気がしてきます。

十分分散すれば、効果がありますが、数十などの多くの投資対象に分散しないと効果が無いことになります。
一つ一つの投資対象には、最低でも投資しないといけない金額がありますから、それなりのお金が無いとできないことになります。

投資信託にすれば大丈夫・・・というのはありますが、数十種類の投資信託なので、株や債券、不動産など一般的なものだけでは足りないことから、それなりの数の投資信託が必要になります。
桁は減るかもしれませんが、それなりのお金が必要となるという表現は変わらないでしょう。

投資信託にすれば大丈夫・・・というのはありますが、数十種類の投資信託なので、株や債券、不動産など一般的なものだけでは足りないことから、それなりの数の投資信託が必要になります。
桁は減るかもしれませんが、それなりのお金が必要となるという表現は変わらないようです。

効果を勘違いしていませんか?

効果のところで「投資効果が安定する」と書きました。
ところが、セールストークから、「値上がりする」と勘違いしていることがあります。
あくまで「安定する」のであって、値上がりするわけではありません。

確かに、ある投資対象の値下がりより別の投資対象の値上がりが大きければ値上がりしたように見えます。
ただ、その逆の時も当然あります。
時期的な問題なのです。

儲からないから効果が無い・・・というのは、勘違いです。

言い換えると、安定すると言うのが効果なのですから、儲けが欲しいからと分散投資を選択してはいけないことになります。

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