地価公示価格が上がったと喜んでよい? ~ 地価公示価格と売買価格の関係 ~
- 投稿日:2019年06月12日
- 最終更新日:2021年02月08日
- カテゴリ:FP大家の実践
前回から「地価公示価格が上がったと喜んでよい?」と聞かれた時の返答をお話しています。
今回は、理由の1番目「地価公示価格と実際の売買価格は違う」です。
目次
地価公示価格と実際の売買価格は違う
実際に不動産の売買をしたことがある方でしたら、地価公示価格と実際に売買する時の価格が違うというのは、想像できるかもしれません。実際の取引では、地価公示価格が上昇しても、必ずしも売買価格は上昇しません。
下落にも同じことが言えます。
回答1
価値が上がったら喜んでもよいかもしれません。しかし、地価公示価格が変わっても、同じように所有物件の価値が変わるとは限らないのです。
同じように価値が変わらない理由
これは、次のような理由からです。- 基準となる場所との距離がある
- 建物を建てる上での価値が違う
- 先に建物などの値段が決まっている
基準となる場所との距離がある
地価公示価格の基準となる場所と近ければよいのですが、離れている場合もあります。実務的な問題として、推計するにも手間が掛かりますから、基準となる場所の数は限られてきます。
そうすると利用される可能性が低い山奥などは、基準となる場所の間隔が広くなるのも仕方がないかもしれません。
山奥でなくても、売買などがあまり行われないと判断される場所も同じです。
基準となる場所から遠い場所ができます。
遠ければ、基準として使えないということこともあるのです。
建物を建てる上での価値が違う
傾斜地や不整形地(土地の境界が四角などの直線ではないような土地)であれば、建てられる建物の面積が減少したり、建築費が増加したりします。そうすると、投資家はその分、土地の値段を下げてほしいと考えるでしょう。
一例ではありますが、地価公示価格から実売価格を下げる(上げる)要因というのがあります。
先に建物などの値段が決まっている
建売住宅やマンションなど、建築業者が先に値段を決めている場合もあります。この値段には、販売員の人件費や広告費なども含まれていますから、土地の価値のみより割高になるのは想像に難くないでしょう。
土地の価値を推計したのが地価公示価格ですから、建築業者が売ろうとする価格はそれより高くなります。
まとめ
地価公示価格が変わっても、同じように所有物件の価値が変わるとは限らないですから、喜んでよいのかはわからないのです。どちらかというと、次回お話するような理由から、うれしくはないのです。
次回のお話は、「理由2 近々売買しますか?」です。
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