FP大家さん 不動産投資入門

共有名義の物件購入について


共有名義の物件購入について

物件を購入する費用はそれほど安くは無いので、複数の人で分けてお金を用意することがあります。
また、一人でお金を用意できたとしても、お話しするようなメリットを受けるために意図的に、複数の人でお金を用意することもあります。
メリットのためとは言いましたが、当然、デメリットもあります。
今回は、この共有名義の物件購入のメリット・デメリットについてお話します。

早速ですが、メリットから。

メリットは?

メリットを大きく分けると、以下のようになります。
  1. 所有者の明確化
  2. 物件の管理者の明確化
  3. 各種控除の有効活用

所有者の明確化

親子や夫婦など、複数の人の共有名義で購入することによって、誰が所有権があるのか明確になります。

物件の管理者の明確化

所有者が明確になるので、物件の管理者も明確になります。
通常はそれほど問題も無いのですが、相続が発生した場合、第三者には、一時的に誰が管理者になのか、わからなくなることがあります。
そのような場合でも、共有名義人が生きていれば、その人に連絡すれば、管理上の問題を解決できる場合もあります。

各種控除の有効活用

最大のメリットは住宅ローン控除です。
住宅ローン控除は、住宅ローンの一定割合を所得税から税額控除できる制度です。
100%住宅の場合は、年末の住宅ローン残高の1パーセントが税控除できます。
投資物件の場合は、使用割合などにより減額されますが、この控除により、投資効率は向上します。

デメリットは?

メリットを大きく分けると、以下のようになります。
  1. 物件の管理がしにくい
  2. 物件が売却しにくい

物件の管理がしにくい

所有者が一人であれば、一人で管理しないといけません。
共有名義であれば、所有者が複数いることになるので、管理も複数人で行います。
複数での管理の場合、
  • 所有者が一人で行える管理
  • 復数の人が合意しないとできない管理
があります。
合意しないとできない管理があるので、一人の場合に比べて管理はしにくくなります。

物件が売却しにくい

共有名義の一人の持分を売却することはできます。
しかし、ひとつ前のデメリットでもお話したように、管理の時に話し合いをしなければならないなど、第三者からするとめんどうです。
このため、第三者に売却することは難しくなります。

メリットのところでお話した住宅ローンを利用している場合、病気や倒産などで仕事ができず、ローン返済に必要な収入が無い状態になることもあります。
このような場合に、売却できないと、ローンの返済に困ることもあります。

また、売却できないと、相続の時に困ることもあります。
不動産を売却して、現金化したいときです。
売却しにくいということは、そのまま現金化しにくいことを意味します。
このため、相続分を現金で分けにくくなります。

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